借りているDVD「イノセンス」

イノセンスを、mixiのレビューで検索したら、
Blu-ray Discでもあるんですねー。再生する機械って、あるんですか?一般的なのは、PS3だけど。
確かに、あの映像は、ちゃんと観たいかも?そんくらい、凄い映像でした。
で、私は、身体というものをキーワードにしたい。
その前に、人間は、何故,自分の似姿を作りたがるのか。という疑問で、ハラウェイ検死官が、興味深いことを言ってましたよね。女の子は、育児の練習のために、人形遊びをするのではない。むしろ、実際の育児が人形遊びと似たようなものと言えなくはないか?これは、SEXは生殖行動ではない、というのと同じようなものか?
そんなことを考えてたりしました。
いろいろと、考えさせられる映画でした。
身体という事で言えば、インターネットで、この映画の監督の別のインタビューで、人が自分自身であるという根拠を、最初は、意識や、記憶に求めていたというのですが、
最近は、身体にあるんじゃないか、と言ってました。これは、
監督自身が、老いというものを意識したり、最近の身体性の喪失(例えば、インターネットや、携帯電話とか、肉体を使わないコミュニケーションとか)等を感じて、だそうです。
うまく言えないけど、オウム真理教なんかでも、身体性の回復みたいな事に初めて触れた人達(おおむね、高学歴の人たちとかね)が、それまで、自分の身体の事をあんまり,考えてこなかった人たちが、ハマったんじゃないかと思ったり。
いろいろに脱線しながら、美しく、虚無的な(自分には、そう見えた)映像に魅了されました。
この作品は、前回の続編ってことでしたが、前回を観ても観てなくても、分かり難い話でした。
マニアの間では、「うる星やつらビューティフル・ドリーマー」なんて作品も、不条理で、いい感じに不可思議な映像で、未だに語りぐさになってますが、あまりに不条理よりも、何かの制約があったほうが、(他の作品とのコラボみたいな)
この監督には、いいんじゃないかなー?と思ったりもしました。