イリュージョン錦絵

kolonbo2005-02-27

2/24に教えてもらった、
「近代錦絵の光芒、清親と安治」展
(by川越美術館)
を見に行ってきました。
どうして、私がこういうものに
惹かれるかというと、
これは、見てるとわかると思いますが
日本でも海外でもどこでもない。
私にとっては「異世界」。
内田ひゃっけんの「冥府」(?だったかな)や
(「冥土」だったような?)
漱石の「十二夜
(今、調べたら、おそらく「夢十夜」だとおもわれ・・・)
を読んだ時のあの
曖昧な夢のなかに迷い込んだような
気持ちになります。
特に感じたのは井上安治の
霊岸島高橋の景」という作品。
この橋の上の影のような人の群れが
なんだか、こころもとない感じがしました。
ひとりで、迷子になったときのような
心細さと、不思議な気持ち。
そんな奇妙な気持ちになるのは何故なんでしょう?

ちなみに、杉浦日向子著「YASUJI東京」って
コミックを、ずっと以前に読んだっけっと
思い出したりしました。
清親と安治の出会いと描いたものだったような
覚えがあります。