天鳥船

週末の深夜にコツコツと見始めた「トゥエンティー・フォー」ファースト・シーズンもやっと、主人公バウアーと共に事件一段落なんですけど、まだ、半分をちょっと過ぎたくらい。

と、それはともかく、
昨日、ふと、酉年からイメージして、今日のタイトルに思い至った。
天鳥船とは、古事記にでてくる、死者のたましいを天に運ぶ船、みたいなもの。
なんですが、私が見たのは山岸涼子の漫画。
その漫画では、タイトルこそ「天鳥船」になってはいるが、なんだか、
わけわかんいうちに船にのっているって設定で、
読者には、なーんとなく、この人は死んでいて、それに気がついていないと
分かるっていうものだった。
その漫画の中盤で、その船には、中央に巨大な柱が立っていて、
ふと、主人公がその柱に触れると、「ギョ」とする、というシーンがでてくる。
「これ、なんだか触ったことある。」
って思うのよ。人間の皮膚の感触なんだっていうんだ。
で、その巨大な柱に、複数の魂が入ってるっていう話しだったんだけど。

その漫画を見た時に西丸震也さんの山での、怖い話しを集めたエッセイを思い出した。
西丸さんの山で遭難した(であろう)霊に遭遇した話しとかは有名で大変、面白いので、
機会があったら読んでみることをおすすめしますが、
ここでは、その話しの中で、御岳山でテントで一人で寝ていた時に火の玉を見たって話し。
火の玉は、テントを通り抜ける、がアルマイトのお弁当箱は通り抜けなかった。
とか、そんな話しだった。
火の玉=魂というのは、短絡的なんだけど、
そのとき、思ったのは、
人間の皮膚というのは、魂を封じ込めるモノなんじゃないか?
と思ったんですね。なんとなく。

と、いうか、自分と、他との境界でもあったりするのか?とか
なんだか、そんなどーでもいいことを考えたり。
日本の良心、大槻教授にぶっとばされそうなヒマなことを
今日は考えられる休日。
あー、よかった。
ちなみに、昨日はダンス練習のあと、
閉館時間まで、図書館でのめり込んで本を読んでました。
そういう時間に飢えているみたいです。